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2022年10月11日
これで時短できる!Illustrator 便利機能 12選〈テキスト編〉
Illustratorに少し慣れてきた人向けに、時短につながるオススメ機能を紹介するシリーズの第3段です。
間が空いてしまいましたが、最終回になる今回はテキストにまつわる便利機能をご紹介します。
(当環境:Mac OS 10.15.7/ Illustrator 2022)
目次
文字タッチツールでテキストをドラマチックに
💡こんな時に使える!
・文字を踊らせたい
・一部の文字をガツンと目立たせたい
そんな時におすすめの「文字タッチツール」は、アウトライン化せずに直感的に一部の文字を動かして編集することができます。
-
- テキストツールを文字タッチツールに持ち替えて、いじりたい文字を選択します。
- 文字の周りにバウンディングボックスのような枠が現れるので、似たような感覚で角度や位置、比率などを実際に動かしながら変形できます。
- 文字間隔が空いてしまったら、文字ツールを使って普通のテキストのように文字間も詰められます。
もしフラットな状態に戻したくなったら、文字パレットの数値が空欄になっているところを初期値に戻せばOKです。
⚠️全選択でテキストを差し替えると、一番最初の文字の変形情報が後続のテキストに適用されてしまうので注意。
💡ここが便利!
・1文字ずつ直感的に動かせる
・アウトライン化してないので、後から文字を変更できる
ポイントツールとエリア内文字ツールを簡単に切り替える方法
大雑把に分けて、キャッチコピーなど少ない文字数を扱うことが多いポイントツールと、複数行に渡り可変できるテキストボックスを使い分けていると思いますが、後からもう片方に切り替えたくなった時に使える機能です。
- 表示↓バウンディングボックスをオンに。
- 目的のテキストを選択し、右の枠外に飛び出た●ハンドルをダブルクリックで切り替わります。
⚠️仮にテキストボックス内で表示か隠れている文字がある時に切り替えようとすると、↓のようにアラートが表示され、そのまま続行すると隠れているテキストは消えてしまいます。そこで、下の外枠にある■ハンドルをダブルクリックすると隠れた部分が表示されます。また、この■ハンドルは、エリアが余っている時は同じ操作で自動的にテキスト量に合わせてリサイズされます。
テキストが混じった整列で上下中央にセンタリングする方法
テキストとオブジェクトを天地センターに揃えたい。
でも、「垂直方向中央に配列」を使っても、どうしても上の方に寄ってしまって見える…?しょうがない、目けんで調整しよう。いやいや、ここはアウトラインをとって正確に…
Illustratorでレイアウトをしていると、こんな状況になったりしていませんか?それは気のせいではなくて、フォントのせい(もっというとIllustratorの仕様のせい)。
小文字のアルファベットにある「g・j・p・q・y」これらの字形がベースラインからはみ出している分もフォントの高さとして認識しているため、たとえ入力テキスト内に混じっていなくても、その分上にずれてしまうのです。
それを解決させるには次の2つのステップを加えるだけ!
- テキストを選択し、アピアランスの「オブジェクトのアウトライン」の効果をかけます。この機能は、編集がかのうでありながら、あたかもアウトアウトラインをかけた状態に見せかける機能です。
- 整列前に右上の≡メニューから「プレビュー境界を使用」にチェックを入れ、あとは通常通りに「垂直方向中央に配列」させます。このチェックを入れることで、線幅込みでオブジェクト見たままの外側を境界線と捉え、整列時に反映されるといったものです。
こうしてできたデータはアウトライン化していないので、後からいくらでも内容が変更できます。
テキストに関する便利機能・まとめ
いかがでしたか?
デザインをする上で使えると便利な文字タッチツールは、最初は少しだけ慣れが必要かもしれませんね。
慣れておくと「ポイントテキストとテキストボックスの切り替える方法」や「テキスト混じりで上下センター揃えにする方法」と同様に、後からの修正に強いデータが作れます。結果、時短に繋がるので活かしてみてください。
知っておくと便利な機能はまだまだあるので、今後もご紹介していきますね。
デザイナー
fukaminato
猫のために生きてますが、ネットがないと生きていけない
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