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2022年9月24日
ガブリエル・シャネル展 を観に行きました。
ガブリエル・シャネル展 MANIFESTE DE MODE
を観に行きました。
場所は三菱一号館美術館です。
現代のシャネルのイメージは、華やかで煌びやかで高価!
というイメージがありますが
この展覧会から感じ取れたのは
シャネルという人の
反骨精神に溢れている、物作りに妥協しない、革命家!
という印象でした。
19世紀フランスのコルセットや体の曲線を大袈裟に誇張したファッションから
女性たちを解放する!といわんばかりに
快適さ、実用性、着心地の良さ、エレガンスを追求して
一見シンプルに見えるお洋服の中にも
決して派手ではない
上質な生地や手の込んだ刺繍やビーズ、縁どりなど
様々なディティールから並々ならぬ重厚感が感じ取れるのです。
「リトル・ブラック・ドレス」
「N°5」
「キルティングのバッグ」
「ツイードのスーツ」
これらはどれもその当時ではかなり革新的な発明品だと思われますが
今も全く古びることはなく、私たちの憧れのアイテムとなっています。
時代を超えても古くならないものとは何なのでしょう。
妥協やごまかしの無い物。
簡潔なもの。
画像引用元:https://mimt.jp/gc2022/highlight.html
終盤の方にジュエリーの展示がありまして
壁に貼ってある説明文に
「ジュエリーは富や権力を見せる為のもではなくて
会った人に驚きを与えられればいいじゃない」
(文言は違いますが確かこのようなこと)
みたいなことが書いてありました。
ここにもシャネルの革命家的な精神が感じられてぐっと来ました。
お洋服はシックでエレガントなものが多いのですが
アクセサリーはどれも大ぶりで、無邪気さも感じて
きっとアクセサリーを作る時は
シャネルは自由や楽しさも感じていたのでは。と想像しました。
画像引用元:https://mimt.jp/gc2022/highlight.html
今までに観たシャネル関係の映画は
オドレイ・トトュ主演の「ココ・アヴァン・シャネル」
シャーリー・マクレーン主演の「ココ・シャネル」
なのですが
どちらもシャネルの軌跡を追った映画でハッピーな映画ではないです。
私が無論お勧めするのは
「サイン・シャネル」です!
故カール・ラガーフェルドがシャネルのオートクチュールのコレクションを担当した時の
舞台裏のドキュメンタリードラマです。
お針子、アトリエ主任、モデル、顧客、靴職人のマサロ、
ルサージュの刺繍職人、ガロン職人のマダム・プージューが登場します。
始終カール様は上機嫌で
周りのスタッフや職人さんがあたふたと動いている様子が
ユーモア交えて記録されていて、
生まれ変わったらパリのお針子になりたい!とまで思った作品です。
画像引用元:https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%8D%E3%83%AB-%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%89%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A8
ハイブランドのアイテムは素敵ですが、なかなか手がでないほど高価です。
でもブランドって、創業者の苦労や時代背景、歴史などを知ると、奥深くてとっても面白いです。
デザイナー
takayama
ひらめく事、大胆なデザインが得意
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