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2022年7月28日

【事例紹介】 創業150周年記念の企画サイト

突然ですが、私は時代物が好きです。おばあちゃん子だったので一緒に時代劇ドラマを観て育ち、時代物小説も町人ものからから武家ものまで色々と。
そんな作中でもよく目にしていたのが、当時の庶民の生活に欠かせないマストアイテム『手ぬぐい』。今も日常品として、また粋な趣味小物として親しまれています。

 

戸田屋商店は、そんな手ぬぐいをはじめとする染め物を「梨園染」という独自の職人技で染め上げる、老舗の染め物屋さんです。その伝統を日本橋で守り続けて今年で150年、その周年記念特設サイトの制作をありがたくもご依頼いただきました。ちなみに、公式サイトとショッピングサイトもソフトマシーンで制作しています。

 

戸田屋商店公式サイトはこちら 

私たちが担当したのはサイトデザイン・コーディングおよびシステム構築です。

企画当初は、先方から参考サイトのアドレスと「アナログ感」「温かみがある」といったキーワードをもらったのですが、サイトのイメージがなかなか定まらず…打ち合わせを重ね、先方の「(テーマパークのサイトのような)賑やかなものにしたい」「オリジナルキャラクターを使いたい」という具体的な要望が出たことで、方向性が固まりました。

 

賑やかで連想するものといえば祭り!
記念といったら祭!!
はんてんといったら祭り!!!

 

ん?はんてん?

 

そうなんです、あの半纏(はんてん)。戸田屋商店さんには手ぬぐいの図案をデザインされる、イラストもとても上手なデザイナーさんがいらっしゃいます。その方々によって生み出された猫のキャラクター、その名も通称「とだニャン」
番頭さんよろしく半纏を羽織った愛嬌あふれる「とだニャン」には、記念サイトのナビゲーターをして貰うことにしました。

猫好きなことも手伝って、ついつい色んなシーンの二人が見たくなり「こんな感じのも描いてもらっていいですか?」といくつかリクエストしてしまいました。彼らの姿は、サイトのあちこちで目にすることができます。

 

当初は6〜9月の間に時間をかけて徐々にコンテンツを展開する予定だったのですが、諸事情ありコンテンツを一通り揃えた状態で7月上旬を目処にオープンとスケジュールが変更に。
〝賑やかでいて粋、戸田屋商店らしい老舗な雰囲気を醸したデザイン〟を念頭に置きながら、急ピッチでサイト構築が進められていきました。

 

特にこだわったのは、「一意専心」の4文字から始まるトップページのアニメーションでしょうか。何かが始まりそうなワクワク感を演出すべく、パーツの動きやタイミングなど、何度もコーダーと相談しながら調整を重ねました。

 

内容も色々と熟考した企画が盛り沢山です。参加型コンテンツや記念新柄の紹介、今は販売していない柄のアーカイブなどなど。
目で見て読んで楽しめる、随所に趣向を凝らした戸田屋さんのこだわりが詰まっています。どうぞご覧ください。

戸田屋商店150周年記念サイト

 

-おまけ-  戸田屋商店150周年記念「一意染心」フェアへ行ってきました。

仕事帰りに目指すは茅場町の事務所から歩いて15分ほど、日本橋コレド室町1の地下1階にある「日本橋案内所」。

案内所カウンターの前を抜け、日本橋ならではの小物やお土産コーナーで目を楽しませながら進むと、奥のブースに目的地が見えました。天井から下げられた手ぬぐいが涼しげにゆれています。壁には年季の入った半纏も。

 

買うのは一枚だけと決めてきたものの、150周年記念の新規手ぬぐいをはじめ、定番の柄からモダンな柄、コミカルなものまで色々あって目移りしてしまう…どれにしよう。

ブースを何周かして犬柄ともう一柄に絞り込み、迷った結果、選んだのはご縁をいただいた「一意染心」。戸田屋さんの歴史を彩るレトロアイテムの数々をあしらった、個人的にも記念になる一枚です。

戸田屋商店150周年記念

大事に使わせていただきます。

 

どちらの柄も、こちらのオンラインショップからお買い求めいただけます。

「手ぬぐい犬」色々な犬種の犬 with 手ぬぐい。犬好きさんへのお土産に最適。

「一意染心」よく見ると、猫らしいポーズをとったシンオカとワカマツの姿が。

デザイナー

fukaminato

猫のために生きてますが、ネットがないと生きていけない

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